授業編

メディアを利用する動機は、何?

文芸学部 マスコミュニケーション学科

渋谷 明子 教授

そのアプリ、なぜ使っているの?

YouTube、Instagram、Twitter、ゲームアプリ、テレビドラマ、ライトノベル、新聞、雑誌、ラジオなど、皆さんは様々なメディアを利用していると思います。なぜ、そのメディアを今、利用しているのでしょうか。一度立ち止まって考えてみてください。

「このYouTuber、笑える!」 「これ見ないと、みんなの話についていけない!」 「インスタで、『いいね』がつくとちょっとうれしい!」 「この世界観がたまらない。 私も主人公といっしょに旅がしたい!」などなど。

──あるいは、もっと違う理由、もっと深い思いがありますか。

時代を超えて、語りつがれ、発展してきた、メディア利用についての理論を学ぼう!

Twitter、LINE、Instagram、バーチャルYouTuberなど、次々と新しいメディアが登場してきました。ただ、メディアを利用する動機については、50年以上前に、ラジオドラマを聞く理由、読書をする理由などについてたずねた研究との共通点もあります。その後も研究が行われ、「利用と満足研究」という、ちょっと難しい名前がついた理論になっています。 さて、メディアは違っても、利用する私たちの動機で共通するものは同じでしょうか? あるいは、新しく加わったものは何でしょうか? あるいは、以前はあったけれども、今は失われてしまったこと、そのなかで重要なものはないでしょうか。

マスコミュニケーション学科で、広く学び、深く考えよう!

マスコミュニケーション学科では、メディア利用の心理だけでなく、メディアコンテンツの分析、メディアの歴史、対人コミュニケーションなどについても学びます。そのためには、メディアだけでなく、社会、歴史、心理、数学、人間、科学などの知識も必要です。一人ひとりが問いを立て、自ら立てた問いに答えるような形で、調査をしたり、分析したりします。ともに学び合う仲間とディスカッションを重ね、切磋琢磨した上で、さらに考えを深められるようなカリキュラムが組まれています。

高校生へのメッセージ

マスコミュニケーション学科では身近なメディアについて専門的に学ぶことができます。調査やメディアの分析には統計学も必要なので数学もがんばって勉強しておいてください。

新着 一覧