成城生のリアルな日常を紹介する、「マス研通信」!
第5回では大学への通学について、『近くに住む一人暮らし』と『遠くに住む実家暮らし』のふたりにお話を聞きました。さらに、マス研部員へのアンケート調査も掲載。それぞれの通学における“あるある”や、“長所と短所”はあるのでしょうか?

寂しさもあるけれど
自由な一人暮らし

■プロフィール
大和田 凌さん
愛媛県立南宇和高等学校 出身
経済学部経済学科2年

まず話を聞いたのは、毎日徒歩で通学しているという『近くに住む一人暮らし』の凌さん。大学進学と同時に愛媛県から上京してきた彼は、今年度の前期まで愛媛県出身者向けの寮に住んでいたそうです。しかし、東京に慣れてきた実感から夏休みに学校の近くに引っ越し、今はすっかり一人暮らしにも馴染んできたよう。一人暮らしを始めて一番変わったことは「生活習慣を自由に整えられるようになった」こと。寮に規則はあるものの、同郷の友達が近くにいることから遊びの誘惑が多かったと言います。その一方で「一人暮らしは寂しい」という本音も。これは一人暮らし“あるある”ですね。たくさんの友人に囲まれて安心できた寮生活に比べて、一人暮らしには馴染みの方言もごはんもありません。しかし同時に、徒歩で通える距離に住み自立した生活を送る今は、大学にしっかりと通えることで大学の友人と過ごす時間が増え、生活は充実しているようです。

電車の寝過ごし防止に
スマホアラーム

■プロフィール
海藤 萌香さん
文芸学部国文学科3年
千葉・日本大学習志野高等学校 出身

『遠くに住む実家暮らし』の萌香さんにもお話を聞きました。千葉県に住む彼女は通学時間約1時間半、3路線を乗り継ぎ大学に来ています。乗り換えが多いため、少しでも寝たいというときはイヤホンをつけてスマホのアラームをセットし、寝過ごしを回避しているそう。大学では授業の他に、部活やサークル活動の「成城彼女」で充実した毎日を送っている彼女。放課後にサークル活動がある日は、帰宅が22時になる日もあります。しかしそんな忙しい毎日でも、家に帰ると温かいごはんとお風呂が用意されていることが、元気の源になっているんだそう。最寄り駅に着いたら、家に連絡するのが日課。最近では、帰宅するとすでに部屋の暖房がついていることがあり、幸せな気持ちになれるとか。これらの「実家ならではの幸せ」がたくさんあるため、長い通学時間もがんばれるようです。

平均通学時間は55分
音楽は必須アイテム

ふたりへのインタビューに加え、さらにアンケート調査で成城生がどこから来ているのか、また通学時間やその過ごし方についても気になる実態を調査しました。

協力してもらったのはマス研部員63名。彼らの中で最も多かったのは世田谷区在住です。そして横浜市、川崎市と続き、東京都の西側と神奈川県から通う学生が多いことがわかりました。成城学園高校からの進学者や一人暮らしの学生、神奈川県方面に小田急線が伸びていることが影響しているとも考えられますね。気になる平均通学時間は55分。最高はなんと150分で、実に2時間半もの時間をかけて通学している人も! 平均定期代は1月あたり、7,810円。通学時間の主な過ごし方は「音楽を聴く」こと。また「スマホをいじる」という方も多く、成城生のメジャーな過ごし方のようです。他にも「鼻歌を歌う」、「ラジオを聞く」、「風を感じている」等、皆さんそれぞれ楽しく過ごしているようでした。

編集後記

マス研通信5回目のテーマは大学への通学についてでした。筆者自身S方式の長野会場で受験だったため、首都圏の知識はあまりありませんでした。この記事が、遠方受験の方の参考になれば良いなと思います。みなさんも、自分が大学生になったつもりで通学について考えてみてはいかがでしょうか。春には成城大学でお待ちしています。

※記事内容は2017年取材時のものです。

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