PROFILE

大学祭実行委員会

経済学部 経済学科 3年 埼玉県立春日部高等学校 出身(右)
社会イノベーション学部 心理社会学科 3年 東京・世田谷学園高等学校 出身(左)

DATA

【部員】約300人
【男女比】3:7
【活動内容】前期は月1~2回、夏休みの間は週2回、9~10月はほぼ毎日のペースで活動。
※ 記事内容は2023年6月取材時のものです。

大学祭間近の9~10月は
毎日のように活動してゴールを目指す。

香月さん 大学祭実行委員会の活動は夏休みから秋にかけてが中心で、大学祭間近の9~10月は、ほとんどすべてのスタッフが毎日活動しています。ステージの運営やタレントさんとの交渉、看板・垂れ幕などの製作、費用の管理など、活動内容は大学祭に関わることのすべてで、5つの局で分担しています。

小池さん 僕は、副委員長と情報宣伝局長を務めています。情報宣伝局では、パンフレットやホームページの制作、SNSなどを用いた広報活動、外部の企業とのやり取りなどを担当しています。

香月さん 僕は2023年度の委員長を務めています。委員長や副委員長、各局長などの幹部は、大学祭が終わった後の12月から週3日のペースで会議を行い、大学祭に関するさまざまなことを決定していきます。会議を重ねるごとに、今年度の大学祭のイメージが明確に見えてきて、ワクワクしますね。

小池さん 2023年度の大学祭は、僕たちが入学して初めてまったく制限のない状態で行うので、いろいろな準備を手探りで進めている状態です。不安な面は多いですが、過去の資料などを見ながら、僕たちなりの大学祭にしたいと思っています。

香月さん 僕は今でこそ委員長を務めていますが、もともと大学祭実行委員会に入った理由は、成城大学の中で最大規模の団体に入ることで、友達をつくりたかったからです。1年次の新入生歓迎活動では、先輩たちがオンラインでオリジナル動画を流し、委員会の雰囲気が伝わってくるプレゼンをされていて、一体となっている姿に魅かれました。

小池さん 僕が入った理由は2つあって、一つは香月と同じく友達づくりでした。もう一つは、雑誌編集の仕事に興味があったからです。大学祭実行委員会では、パンフレットの制作でIllustratorを使った画像編集などが経験できると聞き、将来の目標のために入ろうと決めました。実際にパンフレットの編集長を任せてもらい、やりたかったことが叶いました。

かけがえのない仲間と一緒に
目標を達成する経験が自信となる。

香月さん 大学祭実行委員会の活動でもっともやりがいを感じるのは、大学祭を終えた時です。約300人の仲間と一つのことを成し遂げる経験はなかなかできないので、無事に終えた時の達成感は言葉になりません。自信を持つきっかけにもなります。

小池さん 仲間と一緒に知恵を絞り、理想の大学祭を実現していくところが、大学祭実行委員会の楽しさであり醍醐味ですね。さまざまな意見を出し合い、全員が納得できる運営方法や仕組みを考えた末に、大学祭が成功すると、いままでに感じたことのない達成感が味わえます。

香月さん 活動を通して、自分を成長させられる部分もあるよね。先輩や後輩との関わりだけでなく、外部の企業の方や商店街の会長さんなど、世代も経験も異なるさまざまな人と関わるので、違う価値観を理解したり、自分の想いを伝えたりする力がついた気がします。

小池さん 普段の生活では話さないような人と接する機会があるもんね。僕自身の経験としては、SNSで出した投稿が何千人、何万人に見てもらえた時に、やってて良かったと思えたし、局員と試行錯誤した甲斐があったと感じました。SNSの投稿やパンフレットは、言語化できない感性のところでつくっていくものが多いので、局員の意見もぶつかりやすいのですが、諦めずに話し合いを重ねたからこそ、納得のいく良いものができたと感じています。

香月さん もう一つ、忘れちゃいけない大学祭実行委員会の楽しいところは、気の合う友達と出会えるところです。僕はシャイな面があって、実は人に話しかけるのが苦手なのですが、そんな僕でも深く話せる友達ができて、プライベートで一緒に旅行に行くような関係を築けました。心から大学祭実行委員会に入って良かったって思っています。

小池さん 僕も大学祭実行委員会に入ったことで、友達の幅が広がりました。同じ目標を目指すことで、趣味や性格が違う人とも仲良くなれるんですよね。

大学祭実行委員会の活動のすべてが
将来の自分につながる。

香月さん 今掲げている目標は、大学祭に関わるすべての人に満足してもらうことです。参加団体の学生が最高のパフォーマンスができるようにサポートし、来てくださるお客さんには普段味わえないような非日常の楽しさを提供したいです。2022年度から大学祭の名称が「柳祭」に変わったので、知名度を上げて浸透させていくことも目標の一つです。

小池さん 香月も話したように、たくさんの人が「柳祭」の魅力に触れ、満足できる大学祭にすることが目標です。また、大学祭実行委員会のメンバーの全員が、活動してきて良かったと思えるものにもしたいですね。

香月さん 委員長としては、メンバー一人ひとりの成長につながる機会にもしたいです。そのため、メンバーにはただ言われたことをやるのではなく、自分の頭で考えることが大切だと伝えています。大学祭当日は、空き時間にメンバーに学内を巡ってもらい、お客さんの視点で気づきや学びを得てもらおうと考えています。

小池さん 大学祭実行委員会での活動や幹部としての経験を通して、僕らも成長できたのかなと感じています。情報宣伝局の経験からビジュアルで何かを伝える仕事に興味が湧いたので、今は出版に加えて広告の仕事も視野に入れています。

香月さん 僕はやっぱり人と関わる仕事がしたいですね。大学祭の良さをアピールする方法を考えるのが好きだったので、その経験を活かせるような職種もいいのかなと考えています。

受験生へのメッセージ

香月さん 大学祭実行委員会はステージを運営する企画局、広報的な立場の情報宣伝局、予算を取り締まる会計局、模擬店を管理する事務局、看板などを製作する製作局の5つで構成されていて、興味のある分野で自分の可能性を成長させられる団体です。気になる方は、ぜひ「柳祭」に遊びに来て、メンバーの頑張りを見てみてください。

小池さん 大学はやらなければいけないことが決まっていないからこそ、何をやればいいかわからなくなると思います。もし、やりたいことが見つからなかったら、大学祭実行委員会に来てください。仲間とわいわい騒ぎながら、一丸となって一つの目標に向かうという大学生ならではの経験がすべて詰まっています。

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