経済学部 経営学科 4年 沼部 亮平さん
東京・國學院大學久我山高等学校 出身
【部員】 52名(選手32名:トレーナー7名:マネージャー 13名)
【経験者と未経験者の割合】 7:3
【活動内容】火・金:トレーニング、水・木・土:練習、日:試合
※記事内容は2016年取材時のものです。
成城大学ラグビー部は“関東大学対抗戦Bグループ”に所属しており、Aグループへの昇格をめざし日々練習に取り組んでいます。部員は50名ほど。そのうち選手は32名と、他大学に比べても多いほうではありませんし、スポーツ推薦の入試がないので初心者も在籍していて、高校までの経験の開きはあまりありません。そのため私たちは“個の力”ではなく“チーム力”で勝負しています。そのために必要なのがチームワーク。下級生の意見を尊重する風通しの良い環境と、学年を越えた密なコミュニケーションで生まれる“団結”が私たちの特長だと思います。選手の約3割がラグビー未経験者ということもあり、ケガをしないような身体づくりにも力を入れています。週2回の筋トレ、そして基礎練習にしっかり取り組んでから実践練習に入るようにしています。身体づくりにはゴールがないため、妥協できないところに難しさがあります。
一般的にラグビーというと、激しいボディコンタクトのイメージを持つ人が多いと思います。そのためか、体格の大きな人がやるスポーツと思われがちですが、実際のところそうではありません。身長が低い人・高い人、体重が軽い人・重い人、それぞれが特長を活かすことができ、必ず自分に合ったポジションが見つかります。例えば、手先が器用な人はパスが上手くなるポテンシャルを秘めていたり、マネージャーも選手のサポートはもちろん、情報収集などで選手をまとめる重要な役割を担っていたりします。メンバーは、体操部や野球部などの運動部だけでなく、帰宅部など高校での部活はさまざま。このように、持ち味を活かせば誰でも輝けるスポーツがラグビーであり、私はそこに面白さを感じています。
2018年に創部90年を迎えるラグビー部は成城大学の中でも伝統のある団体です。その伝統は今も生きており、多くの卒業生が学生たちへサポートをしてくださいます。人数が少ない分、つながりの密度が高く、”成城愛”の強いOBが多いと感じています。成城学園のラグビー関係者が一堂に集まる“ラガー祭”ではOBの胸を借りて試合をさせていただいたり、“イーティング”と呼ばれる食事会では部員の体を大きくするという目的で沢山の食事をごちそうしていただいたりと、多くの方々が私たちに期待をかけてくれていることを実感できます。ラグビーに留まらず、プライベートの面でもエネルギーを使ってくださいます。OBからの期待に応えるためにチーム一丸となり、一つでも多くの勝利をつかみ取りたいと思います。
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