PROFILE

厚生部

経済学部 経済学科3年 氣賀澤 哲志さん(左) 東京都・成城学園高等学校 出身
文芸学部 文化史学科3年 高野 航平さん(右)  東京都・朋優学院高等学校 出身

DATA

【部員】101名
【男女比】4:6
【活動内容】金 / 毎週金曜日の昼休み、シフト制で週に1回は部室に滞在し活動。
※ 記事内容は2019年取材時のものです。

入部した当初は、
想像もしなかった自分がいる。

氣賀澤さん 厚生部は、大学に関する幅広い活動を行う部活です。例えば、学生に向けたアルバイト募集やアパート・マンションの紹介、団体で大学見学に来た高校生のキャンパスツアー、入試の運営補助、入学式や学内イベントの運営補助、オープンキャンパスの学生スタッフなどです。中でも一番大きな活動の場は、7・8月に行われるオープンキャンパスで、イベント全体の進行の管理・在学生イベントの企画運営・キャンパスツアーの管理をしています。部会が行われているのは金曜日の昼休みで、約100人いる部員全員が集まります。その他、部員の中でシフトを組んで週に一度は部室にいる時間を作るようにし、アルバイトの募集情報の確認などをしていますね。僕に関して言えば、友達や先輩に誘われて厚生部に入ったのに、今や3年生でチーフという立場。まさかこんなに長く残ってがんばっているとは思いませんでした。

高野さん 僕も、友達に誘われて軽い気持ちでこの部活に入ったので、チーフという責任ある役割を担うことになるとは思っていませんでした。オープンキャンパスで在学生イベントの運営をしたりする自分なんて、全く想像していなかったです。

試行錯誤を繰り返した、
オープンキャンパスまでの3か月間。

氣賀澤さん 今年のオープンキャンパスでは、受験生に向けた2つの在学生イベントを、僕たち2人がメインで手がけました。イベントの内容は、勉強スタイル・ゼミナールなどさまざまな角度から4学部を比較する「学部比べてみました」と、先輩が受験の秘訣を話す「合格体験記」。去年の資料・来場者アンケートを見ながら、オープンキャンパス3か月前から2人で準備を始めました。アンケートの中に、受験のための勉強時間がどう増減したのか知りたいという声があったので、これまで高校3年生の夏の勉強時間だけを紹介していた「合格体験記」で、夏に至るまでの勉強時間の推移も紹介することにしました。さらに、参考書の情報をレジュメにしてほしいという声もあったので、おすすめの参考書一覧も作成。これらを作るにあたってのデータは、部員達から集めました。また、オープンキャンパス当日に話をする人は、部員に書いてもらったアンケートを元に選んでいます。例えば「学部比べてみました」なら、学部やゼミナールでおもしろそうなことを勉強している人、自分の学部を紹介したいという熱意にあふれている人などを選んでいます。

高野さん 「合格体験記」は、人によって受験方式や選択科目に違いがあるので、そこがバラけるように人選しました。

氣賀澤さん 高野は指定校推薦、僕は内部進学だったので、いわゆる受験を体験していない2人が「合格体験記」を担当しちゃったわけです(笑)。まずは受験方式を理解するところから始めました。イベントの準備で一番時間がかかったのは、スライド作りです。スライドは、1回分で40ページくらい。1日3回×4日間分ある上に、話す人によって内容をほとんど変えるので大変で…自宅で2人合宿をしたこともありました。2人でずっと一緒にいれば、仲が悪くなることも多いと思うのですが、それもなかったですね。趣味は全然噛み合ってないのに(笑)。思ったことが言い合える関係だからかな。

高野さん 今年のオープンキャンパスは7月14日と8月2・3・4日とあって、「学部比べてみました」は、7月から見に来てくれる人が結構多かったので嬉しかったです。

氣賀澤さん 他の人の話を聞いても、去年より今年の方が多かったみたいです。「学部比べてみました」は、今年で2年目。去年からの試行錯誤もあって、安定してきたのかもしれません。

厚生部の活動を通して、
自分なりに工夫する・考える力がついた。

氣賀澤さん オープンキャンパス当日は、在学生イベント以外に、他のプログラムの整理誘導・突発的なトラブル対応などの全体管理も行いました。7月のオープンキャンパスでは40分間全体管理をする時間がありました。そこが一番混雑する時間帯だったこともあって説明会の行列ができて、急遽いろいろな対応を迫られてしまって…。在学生イベントばかり考えていてはダメだなと、反省しました。それでも、入試やオープンキャンパスで僕たちが活動する姿を見て、「かっこいいと思って厚生部に入りました」と言ってくれる1年生が何人かいて、次も後輩たちの為にがんばろうかなって(笑)。それに、僕自身も厚生部の活動を通して、先のことを考える力が身につきました。同時に、みんなの負担をできるだけ軽くする方法を考えるようにもなって。指示出しするときにも「スマイル」っていうカンペを出すなど、遊び心を取り入れたりもしています。

高野さん 僕もオープンキャンパスの来場者の方に道案内をしたり、学部相談の受け答えをしたりして感謝の言葉をもらったときは「あー、やっていてよかった!」と思いました。以前まで、表立って何かをやるタイプではなく、どちらかといえば人任せのイエスマンでしたが、チーフになったらイエスマンが使えなくなって(笑)、自分なりに考えて行動するようになったと思います。

受験生のみなさんへ

高野さん 成城大学はコンパクトなキャンパスでみんな仲が良く、特に厚生部は和気あいあいとしています。成城大学にご縁があったら、ぜひ厚生部に入って一緒に大学を盛り上げていきましょう!

氣賀澤さん 厚生部は部員が100人くらいの大所帯ですが、学校のクラスのようにアットホームな雰囲気。自分がオープンキャンパスなどの活動に関わったことによって、成城大学を一つの選択肢としてもらえたら嬉しいです。

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