文芸学部 英文学科 4年
千葉県・市川高等学校 出身
【留学プログラム名】交換留学
【渡航先】国・地域名:台湾 都市名:台北 大学:中国文化大学
【渡航期間】2018年9月~2019年6月(10か月間)
※記事内容は2019年取材時のものです
台湾や中国に興味を持ったきっかけは、高校生のときに家族旅行で台湾に行ったことでした。その時、人の温かさや過ごしやすさ、そして食べ物の美味しさに思わず感動!大学生になったら何かしらの形で中国語は勉強したいなと思っていました。
もともとミュージカルソングを英語で聴くこと好きだったので、海外への興味は昔からありました。また、将来は教員にもなってみたいと思っていたこともあり、大学の学科は外国語に触れられて教員資格が取れる、英文学科を選びました。そして必修の第二外国語は、もちろん中国語を履修。言語を勉強するだけでなく英語圏と中国語圏の文化を意識的に触れるようにしながら勉強していました。そして英語と中国語を勉強していくうち、海外に興味を持つきっかけになった、中国語の方に段々と惹かれていくように。留学するとしたら中国語圏が良いかなと考えるようになっていたとき、ちょうどタイミングよく台湾の大学との交換留学がスタート。これはもう、私にとってダメ押しの一手でした(笑)。留学中の目標は、ズバリ日常会話程度のコミュニケーションがとれるようになるレベルになること。留学前は、大学の授業と中国語検定の勉強を中心に準備をしていきました。
留学先は、台北の剣潭(ジェンタン)駅からバスで30分ほどの中国文化大学。学内の寮で生活していました。
留学中は、勉強だけじゃなく課外活動もしてみたいと思っていたので、写真部に入りました。部員は台湾の学生がほとんどで、日本人は私一人。最初はそこまで深く考えてはなくて、なんとかなるかな…と思っていましたが、いきなりつまずきました。休日の撮影会で、講師の方の説明があったのですが、専門用語が多い上に言葉も早く、ほとんど聞き取れず…。このままやっていけるのか分からず、途方にくれてしまいました。ですが、一人困っていると部長が来てくれて「聞き取れた?どこまでわかった?ゆっくり説明するよ」と、丁寧に教えてくれたんです。おかげで、一気に日常会話のハードルを下げることができました。台湾の人の温かさに改めて触れられましたし、助けの手を差し伸べてくれた部長には感謝しかありません。
もう1つ、現地の日本語学科の学生と留学生とで、勉強や生活面での助け合いをする「學伴」というグループに参加していました。何度も会っているうちに仲良くなっていったので、学校の合間によく話したり遊びにいったりしました。その中の一人に「私は日本のカフェでアルバイトをしている」という話をし、台湾の店舗に一緒に行ったんです。そしたら1か月後、なんと友達はそのお店でアルバイトを始めていました!。その行動力は私にとって衝撃的でした(笑)。私も見習いたいです。
留学して成長できたところは、いい意味で大雑把になれたこと(笑)。それまではきっちりしなければという意識が強くて、よく言えば几帳面…はっきり言うと頭が固い面があったかなと思います。一度「こうしなきゃ」と決めると、それが思い通りにいかないときに悩んじゃって…。
留学中は、なかなかスムーズなコミュニケーションが取れないことも多く、きっちり準備して完璧にこなすより、その場でできる、より良い方法を考えることの方が大事なんだと考えるように。一語一句逃さないようにしっかり聞かなくても、きっとあの子は今、こんなことを言おうとしているんだろうとか、そのくらいの感覚でも大丈夫なんだと思えるようになったんです。
周りの人に対しても完璧を求めてしまってイライラすることも多かったけど、相手の考えを聞いて「その方がうまくいくこともあるよね」と柔軟に考えることができるようになりました。
留学後も語学力をキープするため、中国語の勉強は今も続けています。将来の仕事でも、留学で身につけた語学力を活かせるようにしたいですね。
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