私が留学プログラムに参加した理由は、⾼校の授業で「物事は⼈によって捉え⽅が違う」ことを学び、⽇本で課題となっているさまざまな社会問題が、海外ではどのように捉えられているのか知りたくなったからです。また、中学⽣の時にカナダへホームステイした際、「世界にはありのままの⾃分を受け⼊れてくれる場所がある」ということを知り、多様な価値観を持った⼈々が共⽣できる社会について、改めて⾃分⾃⾝の⾝を持って経験しながら学びたいと思いました。
もともと英語には⾃信があり、加えて⼤学でも専⾨科⽬を英語で受ける授業を履修していましたが、留学先で現地の学⽣と同じ⽴場で学ぶのははじめての経験。毎⽇ついていくだけで必死でしたが、おかげでアカデミック英語の⼒はかなり向上したと感じています。語学以外に、チャレンジ精神も磨かれました。友⼈を作ろうと⼤学や寮のイベントに参加しましたが、上⼿く話しかけられず⼼が折れそうになることも。しかし、あきらめずに挑戦し続ける中で、次第に国境をこえてお互い本⾳で話し合える友⼈を作ることができました。
「早い時期に留学し、その後の学⽣⽣活に活かした⽅が良い」と先輩からアドバイスをもらい、留学への意欲が⾼まりました。
留学前にできるだけ語学⼒を⾼めようと、⽇本⼈3⼈、留学⽣10⼈の英語のクラスを受講しました。
12か⽉間の留学予定が、7か⽉間に……。しかし、留学先での経験を無駄にしたくないと、帰国後にデータサイエンスの勉強を始めました。
先輩からのアドバイスを受け、「留学先での経験を⼤学⽣活にもしっかり活かしたい」と思った私は、できるだけ早く留学できるよう1年次の段階から⼀⽣懸命準備を進めました。特に英語に関する授業は積極的に取るようにしていました。その甲斐もあって1年次の後期には留学が決まり、2年次の夏にカナダ留学が実現。しかし、コロナ禍によって滞在期間5か⽉を残し、友⼈にお別れの挨拶をする暇もなく緊急帰国。とても残念でしたが、留学先での⽣活で体験したAIなどの技術について学びたいと思い、帰国後、⼤学でデータサイエンス科⽬に挑戦しました。
私のキャリアゴールは、国境をこえて、社会問題を解決することのできるソーシャルビジネスを営むことです。振り返ってみると、⾃分のキャリアプランを考える上で、留学はとても⼤きなポイントになりました。カナダで⽇常に広まっているさまざまなAI技術を体験し、「こうした技術を活⽤すれば解決できる問題もあるのでは」と感じ、帰国後にデータサイエンス科⽬を履修しました。もし留学がなければその発想に⾄ることはなかったかもしれず、とても貴重な経験ができたと思っています。
データサイエンス科⽬の受講体験談も掲載しています。
→こちらからご覧ください。
※記事内容・写真は2021年取材時のものです。