人との交流によって、様々な考え方に触れることができ、知見が広がります。それが面白くて、国や言葉の壁を越えて多くの人と交流し、新しい価値観を知りたいと思うようになっていました。その最短の道が留学だと考え、ネイティブの先生に相談したところ、大学の短期語学研修を勧めてくださいました。これまでも説明会には参加していましたが、実際に申し込むまでには至らなかったのです。今回は、先生の後押しもあり、大きな一歩を踏み出すことができました。
留学先のオーストラリア、ニューカッスルは、知らない人同士でも、すれ違ったら挨拶やおしゃべりを始めるようなフレンドリーな街。気軽に話しかけるのは良くないという固定観念を知らず知らずのうちに持っていたので、驚きました。授業では、学生が自ら考え、発言することが求められました。最初の頃、発言することに慣れておらず黙りがちだった私は、クラスメイトともなかなか打ち解けることができませんでした。ある日、ペアワークで思い切って積極的に話したところ、状況が一変。クラスメイトは私の発言を真剣に受け止め、笑われたり否定されたりすることは一切ありませんでした。この経験のおかげで、発言することへのハードルが下がり、肩の力が抜けていきました。みんなと議論するには、まず考え、口に出してみることが大切だと学んだ出来事です。
留学中、定期的に開催される学内イベントや、放課後に友達と遊んだバスケットボールなどで、知らない人に話しかけたり、話しかけられたりするうちに、言葉や文化が違っても、お互いを理解し、打ち解けあうことができるとわかりました。特に印象に残っているのは、仲良くなった中国人のクラスメイトです。彼女は、多国籍のクラスメイト一人ひとりの言動を見て相手を理解しようと努力し、その上でできることを考え、実行する人でした。本当に相手のことを思って行動する彼女の姿を見て、私自身も「小さな理解と行動」から始めてみようと心に決めました。
留学を経て、行動を起こせば人間関係がより豊かに広がることを実感しました。世界には、様々な価値観や文化背景を持つ人がいることを知り、より多くの人に出会い、友達になりたいという新たな目標も生まれました。そのために、まずはどんな小さなことでも足を踏み入れてみることを大切にしたいです。もし、自分に合わなかったらやめればいい、そう思えるようになったのも、留学経験のおかげです。
※記事内容・写真は2025年取材時のものです。