興味のある授業を積極的に受け、
多様な価値観を尊重する姿勢が育まれた。

文芸学部 英文学科 4年

神奈川県立鶴見高等学校 出身

胸を張って学んだことを語れる
大学生活が目標。

大学では、「これを学んだ」と自信を持っていえるような生活を送ることが目標でした。英文学科は卒業論文を英語で執筆するため、この目標を実現できると思い、志望しました。閑静な住宅街にキャンパスがあり、学びに集中できる落ち着いた環境も魅力でした。入学後は、少人数制の英語での授業や、定期的にTOEIC®を受験することで英語力が伸びていき、入学時に600だったTOEIC®スコアが3年後には860に。特に印象に残っているのは、「英語文化クリエイティヴ・プラクティス」の授業です。洋楽の翻訳を通じて、歌詞の背景にある歴史や社会情勢など、中学や高校の授業では学べなかった「生きた文化」を深く知ることができました。

先生やゼミ生の熱意が
学びのモチベーションに。

興味のある授業があれば、英文学科以外の授業でも積極的に履修するようにしています。「日本文学」「表現文化論」「西洋文化史」などを通じ、これまで触れたことのなかった分野の知識を得るだけでなく、多角的な視点と柔軟な思考力を養いました。「西洋文化史」で学んだキリスト教文化の知識がシェイクスピアの『冬物語』で書いている卒業論文の執筆に役立つなど、異なる領域の学びがつながり、より理解が深まることを実感しています。ゼミナールでは、ルネサンス英文学・エンブレム研究に取り組んでいます。文学作品の翻訳や発表を行うゼミ活動でほかの学生と意見交換し、自分では気づけなかった新たな解釈や視点に触れたり、卒業論文の内容について先生が熱心に指導してくださることが、学びのモチベーションになっています。

新しい世界を開いてくれた
友達との出会い。

入学当初、「英語が好き」という漠然とした気持ちはありましたが、学びたいことが明確だったわけではありません。しかし、同じ学科で出会った友達の一人が宝塚歌劇のファンで、勧められて一緒に観劇するうちに、演劇やミュージカルへの興味がわいてきました。宝塚ではシェイクスピアの作品を上演することもあり、それもきっかけとなって、卒業論文でシェイクスピアの『冬物語』を研究することを決めました。私は、作中に登場する花「ラッパ水仙」が持つ象徴性を、ギリシャ神話やキリスト教の観点から多角的に分析。シェイクスピア作品に描かれる一つひとつのモチーフに込められた意味を解き明かせた瞬間に、研究の醍醐味を感じます。

国際問題にも触れ、
常識を疑う視点を得た。

2年次の終盤には、就職活動を見据えて、どんな職種が自分に向いているかを実践で試してみようと考えました。そこで、長期インターンシップとして、東南アジアからの技能実習生を受け入れる手続きや、就職先を紹介する仕事に携わっています。現地の方とやり取りする中で、これまで当たり前だと思ってきたことが、別の国や地域では違うということや、自分が見ていた世界の狭さを痛感。自分の目や耳で国際問題に触れる経験ができました。成城大学の学生は、自分の好きなことを追究している人が多いように感じます。私自身、以前よりも人と比べることが減り、自分の好きなことに熱中できるようになりました。また、英文学科で作品の背景にある多様な文化や価値観を知り、物事を一つの視点から決めつけないことの大切さを学んだので、社会に出てからも、多様な価値観を尊重する姿勢を強みにしていきたいです。

※記事内容・写真は2025年取材時のものです。