芸術を通じて人を理解し、
世界を広げる。

文芸学部 芸術学科 3年

神奈川県立大船高等学校 出身

イメージを越えた
新たな学問との出合い。

高校までは数学や国語など、内容がなんとなくイメージできる授業ばかりでしたが、大学では自分の知らない分野の学問に出合うことも多くあります。また、異なる分野の学問にもつながりがあることを知り、物事を多角的に考えられるようになりました。例えば、映画や演劇の中でモチーフにされることが多いキリスト教については、西洋美術史の講義において、キリスト教主題の美術作品を解説いただいた際に得た知識が、キリスト教の考えが基盤にある映画作品を考察する際にも役立ちました。今、注力して取り組んでいる映画学と演劇学では、作品研究を主体にしています。観客を惹きつけるための技法をはじめ、業界のこと、盛衰の歴史など背景にまでに着目し、考察を深めることが大切です。

他者と学び合うことで、
作品の解釈が深まる。

幼い頃から絵を描くことや映画鑑賞などが好きで、芸術に親しみと興味を持っていました。芸術学科に進むきっかけになったのは、高校時代に観たアニメ映画『犬王』です。映画の面白さや人に与える影響力を再認識し、大学で専門的に学んでみたいという気持ちが生まれました。そこで、成城大学のオープンキャンパスに参加し、先生と学生の双方向で進む映画学のミニ講義を体験。「ここで学びたい!」という思いが一気に膨らみました。実際に「演劇学演習」の授業では全員で一つの作品を鑑賞し、数人が作品について発表、ほかの学生からの質問に答えます。同じ作品を観ても、人によって印象に残る場面が異なり、自分が気づかなかった点をほかの人から共有されることで新たな学びが得られ、作品解釈が深まる過程はとても興味深いものです。

都心にあるからこそ、
芸術に接しやすい。

大学に入ってから、映画や舞台、美術鑑賞がより身近になりました。大学の立地がよいので、授業のない時間帯に都心の美術館に行ったり、通学途中に映画館に寄ったりすることが気軽にできます。以前はストーリーを追うだけだった映画も、今は授業で学んだことを思い出しながら、観客をひきつける技法がどこに使われているか、どのような背景があるのかなど、様々な視点で鑑賞できるようになりました。同級生も芸術全般に関心が高いので、一緒に行くこともしばしば。感想を共有する相手がいると、自分にはない視点に驚いたり、お互いに気になる作品を話し合ったりと、多くの気づきを得ています。

芸術から人を知ることを、
もっと追究したい。

幅広く芸術を学ぶうちに、どの領域でも人との関わり合いが重要であり、人を知ることの面白さも感じるようになりました。人の心理の仕組みを知りたくなって、他学科の心理学の授業を履修したことも。最近始めたのは、地元にある学童保育で障がいを持つ子どもたちをサポートする活動です。一人ひとり考え方が違い、うまく感情をコントロールできずに衝突することもある子どもたちと過ごす中で、どう関わるとよいのかを考えています。将来は、人を喜ばせたり、心を動かしたりできる仕事をしたいと考えています。そのためにも、自主的に学び、考え続けることを大切にしていきたいです。

※記事内容・写真は2025年取材時のものです。