幼い頃からテレビが好きで、ニュースからバラエティ、スポーツ番組まで幅広く観てきました。その原体験から大学ではメディアについて学びたいと考え、マスコミュニケーション学科に進学しました。様々な社会現象や問題を客観的な視点で分析し、データに基づいて探究できる学びに魅力を感じたことも理由の一つです。入学後はテレビに留まらず、広告やジャーナリズム、リスクコミュニケーションなど多様な分野に触れ、自分の興味や関心をさらに広げることができました。
現在は、テレビに関連する社会心理学の研究に熱中しています。マスコミュニケーションに関する授業を受ける中で、特に社会心理学の視点からテレビを分析する面白さにひかれました。学びを通して、テレビ番組やCMは単に映像を流しているのではなく、視聴者に与える印象や感情まで緻密に計算して制作されていることを知りました。例えばスポーツ中継において、盛り上がりを生み出すために特定の選手をヒーローとして演出したり、視聴者の関心を集めるためにルールそのものが改定されてきた歴史を知り、大きな驚きを感じました。現在は、テレビCMにおける「感情訴求表現」をテーマに、ポジティブな言葉や表現が視聴者心理に与える影響を分析しています。こうした学びを通して、テレビをこれまでとは異なる視点から捉えられるようになり、その奥深さに学問としての魅力を感じています。
マスコミュニケーション学科には、物事を多角的な視点で捉えられる学生が多いと感じています。日頃からレポート課題が多く、自分で考えて文章にまとめる機会が豊富なことも影響しているのかもしれません。所属する「広告心理学・消費者行動ゼミナール」では、意見を発表する機会が豊富で、お互いに意見を交わし合っています。思いもよらない視点からの意見や質問を受けることもあり、新鮮な発見につながっています。先生方は、それぞれが独自の価値観や考え方を持たれており、学生の意見を尊重しながら議論をリードしてくださいます。多方面にアンテナを広げつつ、思索を深めていくことができる学びの環境です。
将来は、学科で培った広告やメディアに関する心理学の知見を活かした仕事に就きたいと考えています。特に「どのような表現が人に影響を与えるのか」という知識を活かし、より効果的な発信や企画づくりに活用できる広報や企画の仕事に関心を持っています。そのために、専門知識だけでなく、多様な立場の人の視点を想像しながら物事を考える力も磨いてきました。ゼミナールでの議論を通して自分と異なる考え方に触れ続けた経験は、社会で新しい発想を生み出すための確かな強みになると確信しています。
視聴者の関心をひくために、テレビのスポーツ中継や番組の裏側で意図的な演出が行われていることを解説した一冊です。それまで純粋にテレビを楽しんでいた私にとって、メディアを俯瞰的・批判的に見つめるきっかけに。自身の研究テーマの決定や、将来のキャリアを考える上での重要な指針にもなりました。

受験生時代、日本史が伸び悩んでいたため、自分の得意な国語と英語の2科目で受験できる全学部統一選抜(S方式)を選びました。自分の強みを活かせる入試方式を見極めて集中することが、合格の可能性を広げるカギになると思います。
※記事内容・写真は2026年取材時のものです。