経営学を俯瞰的に学び、
多様な視点や柔軟な考え方を知る。

経済学部 経営学科 4年

神奈川県立伊志田高等学校 出身

経営分野の専門科目を幅広く学ぶことで、
経営事情を多面的に捉えることができるようになった。

経営学科のカリキュラムは、経営、会計、商学、マーケティング、データサイエンスなど幅広い分野の科目を自由に横断的に学べるように設計されています。そのため、一つの学びがほかの学びともつながっていることを実感する機会が数多くあります。例えば、人的資源管理の科目では、動機づけ理論の1つである内発的動機づけを学びますが、それが社会組織のチームを成功に導くことにどのように寄与させることができるかについて考えたり、消費者の内発的動機とは何かを考えてマーケティングの授業に活用できました。また、専門科目だけでなく、教養の礎となる「自由設計科目」の中から好奇心が刺激される科目を自由に履修することでできるため、シラバスを読み込み、さまざまな科目を履修しました。それも含めて、机上の空論ではない経営学を学べたのでは、と思っています。

ゼミを通して、視点の欠如がないかを
考える姿勢が身につく。

2年次から所属している「相原ゼミ」では、経営学の中でも主に心理学系の内容を扱っています。もともと心理学にも高い関心があったので、このゼミを選びました。テキストや実験を通して、人の行動原理を理解していく過程がとてもおもしろいです。特に印象に残っているのは、3年次に取り組んだ「帰還した戦闘機」という水平思考問題。心理学者によって提唱された水平思考は、問題解決のために常識にとらわれず、自由な発想でアイデアを生み出す思考方法のことで、一定の条件や前提のもとで論理立てて考える垂直思考と補完関係にあるものです。この方法を知り、物事を考える際に視点の欠如がないかを意識するようになりました。

課外活動で多くの人と出会い、
多様な考え方や価値観に触れた。

大学では、ピアサポーター、キャリアサポーター、放送部、執行部と複数のコミュニティに所属し、活発に活動。そのおかげで、たくさんの人と知り合い、多様な考え方や価値観に触れることができました。また、人との出会いが新しいチャンスにつながることも多く、良い循環の中で学生生活を送ることができています。ピアサポーターの活動は、時間割の作り方やレポートの書き方などで困っている学生の支援を学生目線で行うもの。自分自身の関心事として調べていた科目の情報を役立てることができ、履修トークなら誰にも負けない!という自負を持って楽しんで活動しています。成城大学にはやりたいことができる環境があり、やる気のある学生を応援するサポートも多いので、充実した学生生活を過ごせると思います。

必要な情報を提供し、
困っている人をサポートし続けたい。

さまざまな経験を経て、私が得意とすることは、情報を収集し、その情報を必要とする人に提供することだと気づくことができました。そのため、将来は人々の生活を支えるような役割を果たしたいと思っています。目標は、現在大学で行っているような活動を、社会人になっても違う形で続けていくこと。対象となる人々に必要な情報は何かを多角的にとらえ、課題を発見し、適切な情報を提供するという流れには、学科で学んだことを活かすことができると思います。また、大学生活で培った人間関係も大切な財産です。今後も、人との出会いを大切に、自分から動く姿勢を持ち続けていきたいです。

※記事内容・写真は2024年取材時のものです。