日本の芸術・文化を優れた
専門家に学べることが
留学先の決め手に。

交換留学⽣

ベルギー/ルーヴェン・カトリック大学から留学

著名な西洋画家たちが影響を受けた
日本美術や文化について学びたい。

私が日本に興味を持ったきっかけは、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホやクロード・モネといった西洋画家が、日本美術から大きな影響を受けていると知ったことです。日本の美術や文化についてもっと詳しく学びたいと、大学では日本学科へ進学しました。留学先として成城大学を選んだのは、日本語についてはもちろん、文芸学部では日本の芸術や文化についても幅広く学ぶことができ、各分野で優れた先生方がたくさん在籍していること、また少人数制で先生と学生の距離が近いことが魅力的だったためです。

日本の輸出陶磁器のひとつ
「京薩摩」について研究

ルーヴェン・カトリック大学の日本学科では日本語や日本の文化、経済について学んできました。今年から大学院の修士課程に進学し、日本の近世・近代美術史に重点を置いて、主に明治〜大正期にかけて京都で作られた焼き物「京薩摩」をテーマに修士論文の執筆を進めています。「京薩摩」は海外向けに作られた輸出陶磁器。そのため日本よりもヨーロッパでよく知られる焼き物です。研究事例もまだ少なく、とてもやりがいのあるテーマです。

日本での留学生活を満喫!
暮らしを支えてくれるバディに感謝。

留学生活は非常に楽しく、日本での暮らしにも慣れてきました。成城大学のキャンパスでは私と同じ留学生や、成城大学の学生とも積極的に交流しています。授業の後や週末にもみんなで集まり遊ぶことも多く、有名な街を観光したり、日本食を食べに行ったり、毎日を満喫しています。私たち留学生の日本での生活をサポートしてくれるバディの学生はみんな優しく、困ったときに相談すると、どんなことでも対応してくれ、とても感謝しています。

日本の輸出陶磁器の研究を極め、
専門家としての道を拓く。

交換留学の修了までに、日本語能力をさらに高め、日本の文化や社会についてもっと勉強し、理解を深めたいと思っています。卒業後は日本学の博士課程へ進み、引き続き日本の近代美術史の研究を進めたいと思っています。将来は日本の近代美術、特に日本の輸出美術工芸分野の専門家になり、私の研究を通して同じ分野に取り組む人たちに貢献したいと考えています。

※記事内容・写真は2022年取材時のものです。