留学先でのさまざまな経験が、
納得のいく就活につながった。

社会イノベーション学部 政策イノベーション学科 4年

東京・かえつ有明高等学校 出身

日本とはまったく異なる環境に身を置き、
語学力も人としても、大きく成長するために。

私が留学プログラムに参加した理由は大きく3つあります。1つは「なぜ人はおもてなしに心が動かされるのか」について興味を持ったからです。以前、アルバイトをしていた家電量販店で「ホスピタリティ」という言葉を知り、日本だけでなく広く海外でホスピタリティがどのように考えられているのか学びたいと感じました。2つ目は「語学力の向上」です。留学に向けて英語の勉強をする中で、特にスピーキングの力が足りないことを実感。こればかりは日本で普通に暮らしていては伸ばせないと感じ、より一層海外留学への意欲が高まりました。そして3つ目は「自分の意見を持てるようになる」ためです。私は周りの人に合わせがちな性格で、自分の意見を主張するのが苦手でした。そんな自分を変えたいと思い、海外で自己主張が当たり前の環境に身を置き、自分自身の成長を目指しました。

留学先の授業で苦労するも、
いつも気にかけてくれた先生方に感謝。

留学先のアメリカ・パデュー大学で授業を受ける際、はじめて会った先生に「私は交換留学生です」と伝えるようにしていました。それによって顔を覚えてもらうことができます。先生方はみなさん優しく、学内で会うと「最近どう?」「わからないことがあったらいつでも来てね」と声をかけてくださいました。ある授業のテストで、まわりの学生がスラスラ問題を解いていく中、焦ってなかなか問題が解けず、点数が伸び悩んでいました。そんな私に気づいた先生が「テストの前に私の研究室に来て、事前にテストを解いていいよ」と言ってくださったのです。先生の研究室へ行きテストに集中できたことで、高得点を取ることができました。交換留学生に対し親身になって気をかけてくださる先生が多く、とても感謝しています。

コロナ禍により留学が中止

行く予定だった留学がコロナ禍によって急遽中止になり残念でしたが、できた時間を使いさらに英語学習に励み、語学力を高めました。

アメリカ・パデュー大学へ留学

世界中から留学生が集まる環境で、さまざまなバックグラウンドの人と交流することで、新しい考え方に触れ、視野を広げることができました。

就活で自分を見つめ直す

自分の過去を振り返り、周囲の人に自分の印象を聞くことで、私が本当にやりたいことは何か、私には何が向いているのか、自身を分析する貴重な機会を得られました。

留学先で刺激をもらい身につけた、
何事にも挑戦する行動力。

留学先では他の留学生たちと一緒に過ごすことが多く、毎日がとても刺激的でした。特に私の周りの人たちはみんな活動的で、とにかく毎日忙しく何かに取り組んでいました。そんな姿を見て「私も1日1つ何かに挑戦しよう」と決心。インド人の友達に誘われてインドの伝統行事に参加したり、日本語を学びたいパデュー大学生と英語を学びたい成城大学生をつなぐ交流イベントを開催したり、とにかく積極的にいろいろなことに挑戦しました。すると「今度こんなイベントがあるよ!」「ねぇこれ面白そうじゃない?」と留学先の友達もどんどん声をかけてくれるようになり、私一人では気づかなかった色々な情報が集まるようになり、自ら動き出すことの大切さを実感しました。

帰国後の就職活動で、
留学を経て成長した自分を実感。

大学4年次の5月に帰国した私は、すぐに就職活動を開始。とにかくいろいろな業界、業種を知るために60社以上の説明会に参加しました。留学前の私なら、きっとこの半分くらいで済ませていたと思います。しかし、留学を経て「私には知らないことがたくさんある」「自分で選択肢の幅を狭めて後で後悔したくない」と思うようになり、大企業からベンチャー、営業からITエンジニアまで、時間の許す限りたくさんの企業と職業について調べました。その結果、「ここなら自分のやりたいことが実現できる」と、心から納得できる企業から内定をいただくことができました。

※記事内容・写真は2022年取材時のものです。