法律だけでは解決できない、
さまざまな社会問題に迫る。

法学部 法律学科 3年

神奈川・相模女子大学高等部 出身

縁遠いものと思っていた法律が、
実は暮らしに密接に関わっていた。

オープンキャンパスの模擬授業に参加した際に、何気なく行っている買い物など、暮らしの中にも法律が関わっていることを知りました。それまで自分には関係ないと思っていた法律が身近なものであると気がつき、興味を持つようになりました。また、「法学部」=「法律家になるための勉強」というイメージがありましたが、法学を学ぶことで身につくリーガルマインドは、社会に出てからあらゆるシーンで活かせる能力であることを知りました。少人数教育を実践し、1年次から演習科目のある成城大学なら、リーガルマインドをしっかり身につけられると思い、成城大学の法律学科で学ぶことにしました。

プラスチックごみ問題の複雑さ、
そして対応の難しさを知る。

3年次の「専門演習」で取り上げられた「プラスチックごみ問題」についての学びが印象に残っています。近年、「海洋プラスチック問題」や「脱プラスチック」など、プラスチックごみに関する話題をよく耳にするようになりました。私はこの問題に対し「プラスチックの使用をやめ、リサイクルしてゴミを減らせばいい」と思っていました。しかし、既に大量のプラスチックゴミが海に流出し、回収が困難であることや、種類が多く分別・リサイクルが難しいなど、思っている以上に問題が複雑であることを知りました。消費者が使い捨てをやめることや、分別を徹底することだけでなく、そもそも製造を減らしたり、分別しやすい製品を作ったり、そしてみんながプラスチックの性質をしっかり理解することも重要だと感じました。日常生活ではもちろん、社会に出た後も、私たち一人ひとりが考え続けていかなければならない重要な課題であると思っています。

一生懸命取り組んだ勉強と部活

高校受験の反省を活かし、成績上位をキープできるよう勉強に励みました。また、部活は弦楽部に所属しており、部長に選ばれたことでより責任感を持って一生懸命取り組みました。

コロナ禍でモチベーションダウン

授業がオンラインになり、思うように勉強がはかどらず、友達とも会えず孤独で辛かったです。また、厚生部に入部し楽しみにしていたオープンキャンパススタッフとしての活動もできず残念でした。

大学に通学できるように!

通常通り大学に通えるようになり、先生や友人と対面してのリアルな授業で、学びへの意欲も高まりました。厚生部の活動も再開し、大学生活が充実!

対面での交流でより良さを
感じられたゼミナール。

大学に通えるようになり、対面授業やリアルでの先生や友達との交流はやはりいいものだと感じています。特にゼミナール(専門演習)は対面で行うことに意義があるとも感じています。私の所属するゼミナールでは、先生からとても手厚いご指導をいただけています。資料の読み込み方、レジュメの作成方法、プレゼンテーションのコツまで、社会に出てからも役立つスキルを学び、身につけることができます。また、ゼミ生もみんな積極的に発言するとともに、相手の意見をしっかり聞いてくれるので、「自分の意見を言うのが不得意」という人も安心して発言でき、とても学びやすい環境だと感じています。

法学部で学んだリーガルマインドで、
多くの人を笑顔にしたい。

卒業後、どのような職種に就くかなどの具体的な目標はまだ決まっていません。ただ、「一人でも多くの人を笑顔にできるような人になりたい」ということが、私の将来の目標です。そのために、法学部で身につけた論理的に考え、解決案を提示し、合意に導く「リーガルマインド」はもちろん、厚生部での活動など、大学で学んだことすべてを活かして、社会に貢献できるようになりたいです。

※記事内容・写真は2022年取材時のものです。