私が英文学科を選んだのは、以前から英語を学びたいという気持ちが強かったからです。中学2年生の時に2週間オーストラリアでホームステイした経験から、英語習得の熱意が増し、高校もグローバル教育を行っている学校に進学しました。受験生の時はコロナ禍でオープンキャンパスなどが開催されていなかったので、自主的に成城大学のキャンパスを見に行きました。とても緑が豊かで都内にあるとは思えない落ち着いた場所だと感じ、ここで英語を学びたいと思ったことを覚えています。
「英語文学アカデミック・プラクティス」の授業では、宗教画と英語の説明文が取り上げられ、時代背景や作者の意図を考察していきました。学生がそれぞれに説明文を翻訳して自分の解釈をまとめ、その内容を授業で発表する中、私が思い至らなかった部分まで考察を深めているクラスメイトもいて、発見や学び、刺激につながります。より多くの知識を持つことで、さらに深いところまで読み取れるのではないかと考え、日頃からニュースを見たり、歴史を学んだりと、知識を身につける行動を意識的にとるようになりました。
私は、現代イギリス文学および文化の研究ゼミナールに所属しています。授業では、海外の映画作品を見て、その作品に対する批評を読み、自分が論文を書く際のヒントを得る、ということを行っています。卒論では、環境問題に関係する映画作品と原作の比較を行いたいと考えています。もともと環境問題に関心があり、誰にとっても重要な課題だと感じているので、一見関係ないような映画作品から読み取ることができたら面白く、意義あるものになると思ったからです。ゼミは3~4年生合わせて20人と小規模。自分の考えを発信しやすい点も魅力です。
将来は、家族や友達にポジティブな影響を与えられる人になりたいです。これまでの人生で、家族や友達に支えてもらってきた実感が強く、そのお返しがしたいからです。そのため、まずは自分が納得できる結果を出せるよう、早い段階で就職活動に取り組み始めています。今、目指しているのはIT企業です。現代では必要不可欠となったITの運用に携わる仕事に就き、より多くの人の生活を良くしたいと考えています。
※記事内容・写真は2023年取材時のものです。