幅広い芸術分野の学びが集まる芸術学科で
総合的に学び、視野を広げる。

文芸学部 芸術学科 3年

東京・玉川学園高等部 出身

きっかけはゲーム音楽。
多彩な芸術分野でもっと視野を広げたい。

高校時代、授業でコンピューターミュージックに触れ、そこから音楽に興味を持つようになりました。音楽の先生の指導のもと、好きだったゲームの音楽についての自由研究を行い学内で発表した経験から、「大学でも音楽を学びたい!」と思うように。しかし、音楽だけを学ぶのではなく、もっと視野を広げるために、色々な経験ができる環境に身を置きたいと考えるようになり、音楽以外の芸術分野についても学問として学べる大学を探していたところ、成城大学の芸術学科を見つけました。

これまでに考えたこともない、
映画に対する新しい視点を得た。

「映画学」の授業がとても印象に残っています。小学校から高校まで、映画を学問として扱う授業を受けたことは一度もありませんでした。作品のワンシーンを切り取り、先生が説明してくださる内容は、「どんな構図になっているのか」「この構図にはどんな意味があるのか」「どんな撮影技法が使われているか」など、これまで気にしたこともなかったことばかり。はじめは話についていくのが精一杯でしたが、いつも観ている映画がまったく別の作品に思えるくらい新鮮に感じられました。毎回新しい視点を教えていただき、好奇心が満たされ、いつもワクワクする授業でした。

部活動の副部長になる

メンバーをまとめることも、人前に立つこともはじめての経験で、助けてもらいながらでしたが、みんなと頼り頼られる良い関係を構築でき、リーダーシップも鍛えられました。

コロナ禍で変化する生活

大学に行けない日が続き、新しい友達もできませんでした。SNSなどを使い、積極的に情報を集め、交流することの大切さを知りました。

「演劇学演習」での課題発表

余裕を持って準備を進めることで、直前になって困ることなくしっかり発表することができました。先生からアドバイスを受けて手直しする時間も十分にあり、準備の大切さを実感しました。

コロナ禍を通して学んだ、
自ら情報を得に行くことの大切さ。

私たちが入学するまさに春先、新型コロナウイルス感染症が蔓延しはじめ、成城大学でも入学式を中止せざるを得ない状況となりました。授業もオンライン化され、家で過ごす日々が続きました。大学に登校できるようになり友達もでき、当時の話を聞くと、大学からのお知らせや、部活・サークルなどの勧誘はネットやSNSなどを活用して積極的に行われていたといいます。当時、SNSなどを使った情報収集にうとかった私は完全に受け身の状態でした。しかし、大学で学ぶということはそれではいけない、自ら動いて道を切り拓いていくことが必要だと学びました。

人々を笑顔にできるようになるため、
今はたくさんの経験を積みたい。

今はまだ漠然としていますが、楽しいコトやモノを世界に発信したり、たくさんの人と共有したりできるエンターテイナーになることを目指しています。その根っこにあるのは「人を楽しませたい」という想いです。アルバイトで子どもたちの体操教室の手伝いをしており、そこで「ただ練習するだけでなく楽しませること」の大切さを学びました。自分も相手も笑顔でいられるようにするためにはどうすればいいかを考えるため、芸術学科の幅広い学びに対して食わず嫌いにならないよう、いまはとにかく何事にも挑戦し、たくさんの経験を積むことを心がけています。

※記事内容・写真は2022年取材時のものです。