答えのない多くの問題を、
⾃分ならどのように報道するのか。

⽂芸学部 マスコミュニケーション学科 3年

愛知・愛知⾼等学校 出⾝

テレビっ⼦からテレビマンになるために、
マスコミの名を冠する学科へ進学。

昔からテレビっ⼦で、家にいる時はずっとテレビにかじりついていました。特にバラエティ番組やお笑い番組が好きで、いつかは⾃分もテレビ番組に携わる仕事に就きたいと思っていました。⼤学を選ぶ際に「マスコミュニケーション学科」という他⼤学にはないストレートな学科名が⽬に留まり、調べてみると「ここでなら⾃分の将来の夢を叶えるための学びができそう」と感じ、成城⼤学を受験しました。

さまざまな⽴場がある問題に対して、
ジャーナリズムはどうあるべきか。

「マスコミ講義Ⅱ」では、ジャーナリズムの思想について学び、報道の難しさを知りました。どんな場合でも、ある出来事に対して複数の⽴場が存在します。そして多くの場合、「絶対的にどの⽴場が正しい」とは⾔えません。例えば、沖縄の⽶軍基地問題について。沖縄の⼈々からは「基地をなくしてほしい、移設してほしい」という声が多く聞かれますが、移設先の候補の地域からも当然反対の声が上がりますし、国も⽶軍基地は国内のどこかに必要と考えています。そうした時に、⾃分がジャーナリストとして報道に携わるなら、どの⽴場からどんな報道をすべきか。とても難しい問題だと感じると同時に、メディアの送り⼿の⽴場になって考察することで、ジャーナリズムに興味を持ち、もっと深く学びたいと思うきっかけになった授業でした。

ラクロス部に⼊部

⼤学⽣活では今までに経験のない新しいことに挑戦したいと思い、ラクロス部に⼊部しました。

興味のある授業をたくさん履修

1年次よりも履修できるマスコミ関連の専⾨科⽬が増え、また1年次に広がった興味に関する科⽬もたくさん取りました。

演習(ゼミナール)での学びがスタート

将来の夢に近づくために、すべてのテレビマンに必要なジャーナリズムの考え⽅を学んでいます。

先⽣からの⾔葉が⼼に響き、
ゼミナールの専攻をジャーナリズムに設定。

1年次は外国語科⽬や基礎科⽬、教養科⽬をたくさん取る必要があるのですが、2年次に⼊るとマスコミ関係のことを学べる授業の幅が広がり、モチベーションがさらに⾼まりました。3年次からはテーマを絞った演習(ゼミナール)での学びが始まりました。2年次の「マスコミ講義」の授業で先⽣が「マスコミ関係の仕事に就く⼈はみんな報道を学んでほしい。報道はマスコミュニケーションのベースになる」という話をされ、それが⼼に響き、3年次の演習ではジャーナリズムについて本格的に学ぶことにしました。

テレビ番組を作るだけではない、
テレビ局の持つ可能性をもっと広げたい。

将来はマスコミ関係の仕事、特にテレビ局への就職を⽬標としています。「テレビは斜陽産業」と⾔われることもありますが、テレビを始めとするマスコミにはまだまだ可能性があると思っています。私たちにもっとも⾝近な「テレビ番組の放送」というのは、テレビ局の事業のごく⼀部でしかないこともわかりました。テレビ局では映画事業やイベント事業、新たな放送技術の開発、新規ビジネスの企画など、たくさんの取り組みを⾏なっており、そうしたテレビ局全体の運営に携わることが、私の⽬標です。

※記事内容・写真は2021年取材時のものです。