人の行動と経済の関係を学び、
地域振興に貢献したい。

経済学部 経済学科 4年

さいたま市立大宮北高等学校 出身

人の心理状態や行動は、
どのように経済に影響を与えるのか。

私が成城大学の経済学科を選んだきっかけは、大学案内に書かれていた「行動経済学」に興味を持ったからです。人間の心理に基づいてどのように経済が動いていくのか、どのような行動が経済に影響を与えるのか、そのような研究がされていることをはじめて知り、さらに個人の消費行動から企業や国の経済政策まで広く学びたいと思うようになり、進学を決めました。また、ゼミナールを中心に少人数で学べる点にも魅力を感じました。実際に入学し、先生との距離が近いこと、すぐに悩みや疑問に思ったことを相談できる環境を日々実感しています。

フレッシャーズセミナーでの経験が、
その後の4年間の学びの軸に。

1年次の「フレッシャーズセミナー」が印象的でした。15人ほどの少人数クラスで行う授業で、前半は経済学の基礎を学んだりプレゼンテーションの方法を教わったりしました。後半はグループに分かれて興味を持ったテーマについて研究・発表を行いました。どうすれば相手に伝わりやすく、興味を持ってもらえるかをグループの仲間と模索したり、先生にアドバイスをもらったりしながらはじめてのプレゼンテーションを行う中で「分析の分野について専門的に学びたい!」という、大学4年間を通してやりたいこと、学びたいことを明確にすることができました。

単身リゾートホテルでアルバイト

1か月間、ひとりで知らない土地で働くのは大変でしたが、徐々に友達もできホテルでの仕事もこなせるように。この経験を経て何事にも恐れずチャレンジする力が身につきました。

コロナ禍で友人に会えず、過ごし方を模索

授業がオンラインに切り替わり、友達とも会えない日々が続きました。カンボジアでのボランティアなど予定していた活動も中止になり、やりたいことができず悶々とした日々を過ごしました。

観光経済学の研究に挑戦

3年間さまざまな学びに触れ、いま観光経済学について研究しています。コロナ禍での観光業のピンチをチャンスに変えるには何が必要かをテーマに、卒業論文に取り組んでいます。

これまでの学びを活かし、
具体的な研究を進める。

大学で幅広い学びを得る中で、特に観光経済学の分野に興味を持つようになりました。きっかけは、新型コロナウイルス感染症による観光業界への影響に関する報道でした。私はいま、地域振興で日本全国をもっと活気づけたいと考えています。そのために、これまでに学んだデータの分析や解析手法を活かし、各都道府県で観光に使われているお金について調べたり、どのような取り組みが効果的か考えたり、インバウンド事業で復興する方法などについて研究しています。

観光業のピンチをチャンスに!
地域振興に携わりたい。

将来の目標は、地域振興に携わり観光事業の分野で日本の役に立つことです。そのため、卒業論文を通して現状を理解し、課題を発見し、今後どのような取り組みが観光業の盛り上げに効果的なのかを考えています。成城大学で過ごした4年間の大学生活、そこで得た経験が必ず将来の役に立つと考えているので、今後がとても楽しみです。

※記事内容・写真は2022年取材時のものです。