私は社会科の授業が好きで、高校時代は休み時間に現代社会や政治経済の教科書や資料集を読んでいるような生徒でした。そのため、現代まで続く日本の課題である「従業員の給料が上がらないこと」や「起業意識の低さ」などのさまざまな問題に関心を抱くようになり、 経営学を学び、それらの課題に取り組みたいと考えるようになりました。経営学を学べる大学を調べる中で、成城大学は少人数授業で能動的に学びに参加できること、また、立地的にも恵まれた環境にあり、授業以外の面からも感性を磨くことができ、人としても成長できると思い、進学を決めました。
私が所属するマーケティングのゼミナールでは、少人数のグループに分かれて企業研究やマーケティング効果の研究などを行っています。実際に企業が行っている手法や活動を調べることで、理論だけではなくリアルな経営学を学ぶことができます。加えて、統計情報の分析や企業が公開する情報を調べるスキルも身につけられ、社会人になってからも活かせる実践的な学びを得ています。また、ゼミナールのメンバーとはコロナ禍で直接会えない時期にも連絡を取り合うなど、良い関係を築くことができ、大学生活の交友関係の中心になっています。
入部時点では未経験でしたが、全国大会にも出場するレベルの高い部活動を通じて、努力する姿勢と大学入学後も続く友情を育むことができました。
大学入学時にコロナ禍になり、その年は一度も大学に行く機会がありませんでした。誰かに頼る事もできず、自力で勉強する必要があり苦労しました。
一部対面での授業が再開し、ようやくキャンパスで受けることができました。通学も講義もゼミナールも、すべてが新しいことづくめで「本当の大学生活がはじまる!」と胸を躍らせました。
コロナ禍で入学時からずっと続いていたオンライン授業ですが、大学2年次になり徐々に対面授業が再開されるようになりました。中でも大学ならではのゼミナールという形式の授業が対面で行えたのはよかったと感じています。私の所属するゼミナールでは主にグループ研究を行っており、私たちは「人と人のつながり」に着目したマーケティングを研究しています。ゼミナールはメンバーと話す機会が多いのはもちろん、先生との距離が近く、気軽にアドバイスを求められる和気あいあいとした雰囲気がとても好きで、少人数での学びの良さを実感しています。
将来は政治家になり、国民が自分たちの未来に期待できるような政策づくりに携わりたいと思っています。そのためには政治の勉強だけでなく、現在の日本経済や労働環境の実状を知ることで、より国民に寄り添うことができるようになると考えています。そのためにも、大学での勉強に取り組むことはもちろん、卒業後、一般企業で会社員として働くことで身をもって現実を知り、日常生活の中にあるさまざまな課題を見つけることを現在の目標にしています。
※記事内容・写真は2022年取材時のものです。