「⼤学へ⾏くからには社会に出た時に活かせる学問を学びたい」と考え、経済学部へ進学。当時は「マーケティング」という⾔葉に惹かれていて、モノやサービスはどうしたら売れるようになるのかを学ぼうと、経営学科を選択しました。また、私はAppleのファンで、スティーブ・ジョブズに関する書籍や伝記を通して、ものづくりや経営学、そしてどうやって⼈の⼼を動かすのかということに興味を持ったのも経営学に進もうと思った理由の⼀つです。
2年次のゼミで⾏った調査は、今でも印象に残っています。私たちのグループは、ゼミを「商品」、学⽣を「消費者」と位置付け、私の所属するゼミを「学部内でもっとも⼈気があるゼミにするためには」ということをテーマに、約200名にアンケートを実施。「学⽣はどのようにゼミを選んでいるのか」を調査することで、⼈気のゼミにするために必要な要素を⾒つけようと考えました。成城⼤学はもちろん、他⼤学の学⽣にもアンケートに協⼒してもらい、その結果をさまざまな視点から分析。この時、Excelを使ってアンケート結果の相関関係を算出したのですが、この時「⼈の思考はデータから分析できる」ということを知って、とても驚いたのを覚えています。
未経験でしたが、誰よりも真⾯⽬に練習に取り組みレギュラーに。努⼒を誠実に積み重ねることの⼤切さを学びました。
経営学を学んでいるにも関わらず、会計学でどうしても理解できないことがあり、先⽣や友達に何度も何度も質問し教えてもらいました。
得意だと思っていた英語が当初はまったく通⽤せず苦労しましたが、帰国する頃には会話に苦労することはなくなるほど成⻑できました。
⾼校⽣の時に始めたラグビーは、⼤学でも続けています。私はラグビーと出合い「⼈は努⼒すればその分だけ成⻑できる」ということを、⾝を持って経験できました。3年次にカナダへ留学した際にも、現地のラグビー部に⼊りましたが、はじめは英語が上⼿く話せずなかなか打ち解けられませんでした。しかし、ひたむきにラグビーに取り組む私の姿を⾒て次第に声をかけてくれるようになり、私も英語を学び積極的に交流するようになりました。⾃分の努⼒の仕⽅が海外の⼈にも認めてもらえたように感じ、とてもうれしかったです。
将来は⽇本が持つ技術⼒や⽂化などの強みを活かし、国際社会のさらなる発展に寄与したいと考えています。カナダ留学や就職活動を経て、⽇本には海外にも誇るべきところがたくさんあると改めて感じました。⾼い技術⼒や礼節を重んじる意識などをもって世界に貢献し、「やっぱり⽇本はすごい!」と思ってもらえるようになりたいと考え、就職先も海外展開に注⼒しているところを選択。成城⼤学で学んだ経営学やそれ以外の知識、部活や留学で培った経験を活かして、将来の夢を叶えたいです。
※記事内容・写真は2021年取材時のものです。