大学生活で得た経験やスキルのすべてが
社会で生きていくための力になる。

株式会社三田ホールディング ウェスティンホテル東京勤務

経済学部 経済学科 2022年3月卒業

お客様の人生の節目となる1日を
特別な空間でおもてなしする仕事。

現在はウェスティンホテル東京の料飲部に所属しています。料飲部とはホテル内のレストランやバーで接客を行う部門のことで、私はレストランでの特別な時間をお客様にお楽しみいただけるよう、お食事に合うドリンクのご提供や季節を感じていただけるドリンクの開発などを行っています。当ホテルを志望したのは、多数のレストランや宴会場があるからです。ご宿泊だけでなく結婚式やお子様のお食い初めなど、ご家族の節目のイベントでお客様とつながることができる点に魅力を感じました。お客様と接する時間が、仕事のモチベーションにつながっています。

異国の地での1週間の経験が
今も自信につながっている。

成城大学ですごした日々で特に印象深いのは、ゼミナールの先生の紹介で参加したバングラデシュのスタディツアーです。1人で海外に行くのは初めてで不安もありましたが、現地に着くと次から次へと新しい出会いがあり期待が膨らみ、「意外となんとかなる」の精神が身につきました。1週間という短い期間でしたが、言葉がわからないなりに現地の子どもたちと意思の疎通が取れたことも自信につながりました。この時の経験があるため、ヘルプ要員として別の部署やホテルで働く際には比較的早く場に順応して働けていますし、海外からお客様が来られた際にも積極的にコミュニケーションを取れています。

キャリア教育・支援を受けたことで
社会で役立つスキルが身についた。

1年次の前期に履修した「キャリア形成Ⅱ」では、リーダーシップに関するグループディスカッションを経験しました。それまでリーダーは周囲を引っ張る存在と思っていましたが、メンバー全員が出した意見をまとめ、チームを機能させることもリーダーシップの一つだと知りました。現在の仕事でも同僚の意見を取り入れながら、店舗をより良くしていく方法を考えるようにしています。就職活動の際には、キャリアセンターのスタッフの方々にエントリーシートの添削や面接対策を行っていただきました。ホテル業界は対面での面接も重視されていたので、細かな所作から教えていただけてありがたかったです。

スペシャリストを目指しながら
人材育成の仕事にも挑戦したい。

2つの目標を掲げて仕事に励んでいます。1つは、ワインの知識を深めること。お客様からワインに関するご相談をいただく機会が多いため、確かな知識を持って的確なご提案ができるようになりたいと考えています。いずれはソムリエの資格も取得したいです。もう1つは、人材育成に携わるポジションにつくこと。現在は仕事の進め方やマナーを先輩から後輩へ伝えている状態ですが、その内容がマニュアルのような形でまとまっていれば効率的かつ正確に伝わっていくと感じています。また、自分が指導した後輩が楽しそうに働いている姿を見るとうれしいので、もっと人材育成に関わっていきたいです。

※記事内容・写真は2024年取材時のものです。