• 文学と歴史好きでしたが芸術にも興味を持てるように。多彩な切り口が魅力です。

  •  語学や文学など一つの分野に特化するよりも、いろいろな道が広がる学科で学びたいと思い、ヨーロッパ文化学科を選びました。この学科の魅力は、幅広い視点からヨーロッパ文化を学べること。1~2年次には「ヨーロッパの文化」と「ヨーロッパ文化実習Ⅰ、Ⅱ」を受講します。芸術や言語学、歴史など、様々な分野の先生方が毎回入れ替わりで講義をしてくださり、新しい発見がたくさんありました。おかげで、入学当初は文学や歴史にばかり向いていた興味が、自分にとっては遠い存在だった芸術にも向くようになりました。驚くことに、今では広域芸術論のゼミナールに入っています。思いもよらない方向に関心が広がるのも、ここで学ぶことのメリットだと思います。

  • 学科の授業も、学部の授業も、印象的な内容のものばかりです。

  •  卒論では、踊り子をモデルにした絵で有名な、印象派の画家エドガー・ドガを取りあげようと考えています。ドガが描く女性像から、フランスの女性の地位変化を考察するのがテーマです。当時のフランスの女性たち、特にモデルとなった女性たちの境遇を考えると、ドガの絵はけっして明るい絵ではないはず。そうしたアプローチを、絵を通して展開してみたいと思います。参考にしている授業が、北山先生の「広域芸術論演習」。卒論で取りあげる「ドガ」と同時代の画家を取りあげてくれるので、とても勉強になっています。授業では、現代美術の概念や建築などもテーマになっています。特に現代美術には、いままであまり触れてこなかったので難しく感じますが、新しい領域を勉強する楽しさも感じています。

     また全学共通教育カリキュラムの授業では、「文化人類学入門」や「地域空間論」の授業が印象に残っています。特に「地域空間論」では、東南アジアやアフリカなど様々な地域について学び、同じ時代のヨーロッパと比較することで理解が深まりました。

  •  高校時代は、苦手な科目も好きな科目も広く浅く学んでいるように感じていましたが、大学では自分の好きな科目を深く学べます。専攻にかかわらず、全学共通科目も含めて自由に興味のある授業を選んで、深く追究できる。だから、好きなことに集中して、意欲的に取り組むことができます。好きなことをとことん学ぶ。深く学ぶことの楽しさに気づけた気がします。

     この学科では、主外国語がフランス語かドイツ語になるので、英語とは違った語学にふれることができます。その点でも、新しい興味が広がりました。私自身もせっかく習ったフランス語なので、そのスキルを活かせる仕事ができればと思っています。

  • ※インタビューの内容は、2015年取材時のものです。