• 日常の身近なものが研究対象に。明確な夢が見つかりました。

  •  鉛筆の色・形や映画、音楽といった身のまわりにある様々なものが、芸術という括りの中では研究の対象となります。すべてが学びにつながりますし、正解がないことを学ぶという意味でも、文芸学部の中でも、もっとも勉学に近い学科だと感じています。芸術に対する考え方も深まりました。たとえば、芸術という括りの中では、「これが美しい」という固定観念はありません。ゴミやトイレといったものでさえ、取り入れることができる。視野が広がりましたね。

     将来は、取得予定の学芸員資格を活かした仕事をするのが夢。美術館や博物館だけに活躍の場を絞らず、イベントスペースなどの美術設計や空間デザインといった分野に携わることも考えています。そのため卒業後はドイツに留学し、芸術についてさらに学んでくるつもりです。

  • ゼミでの研究テーマは世界的な映画監督。部活動も学びに生きる気がします。

  •  今後、ゼミでは映画について学ぶ予定です。小道具やキャラクターの動きなど、映像ならではの演出に注目することで、映画を読み解いていく作業におもしろさを感じています。挑戦してみたいのが、『ウルトラマン』作品で有名な実相寺昭雄監督の研究。その特異な演出に興味があり、少しでも読み解くことができたらと考えています。

     学科以外でも、演劇部の活動に力を注いでいます。いま取り組んでいる劇では、近々自作を発表予定。演出を考える際に、2年次の演劇学の授業で学んだことを参考にしています。その活動を通して得たものが糧になり、学科の学びに生きてくる。相乗効果を感じています。

  •  芸術学科の大きな魅力のひとつはやはり先生方。印象に残っているのは、1年次の木村先生の授業。7号館にある巨大スクリーンに、村上隆氏のグロテスクとも言える絵をドンと出して解説してくれたんです。インパクトが強かったですね。世の中でタブーとされるようなものも学ぶことができる。これが学びなんだ、と衝撃を受けました。また、入学したばかりの頃に授業で「芸術とは何かということについて、レポートを書いてきてください」と宿題が出たんです。「それを教わるためにここにいるんじゃないの?」ってビックリしました。自分から学んで、考えて、先生に提示して、それは違うよ、こういうふうに考えてみたら、と教えてもらう。大学における学び方を改めて実感しました。受け身から能動に変わった瞬間ですね。皆さんも、このような体験ができるはず。ぜひ芸術学科を目指してください!

  • ※インタビューの内容は、2015年取材時のものです。